自然派?ではなく野生派ワイン MAISON LISSNER
こちらのワインは自然派ワインと言うよりは、野生派ワインとも言えるワインで、畑はビオ(オーガニック)。
『なるべく畑に手をかけない』ということで、こちらのワイナリーではビオデイナミも『畑に手をかけている。』という思いがあるので、畑はビオ…。びっくりするくらい自然のまま、自然に寄り添った、自然に任せた畑だ。
アルザスで有名な自然派ワイン生産者Christien Binnerさんが
「あの畑は真似できない。」
と言い、アルザスビオデイナミ生産者で有名なMarc Tempeさんですら
「あそこは超自然派の畑。(Lissnerの)Brunoはすごい頭のいい人だよね。」
と言う…。
兎に角凄いワイナリー。
2001年、叔父の畑を譲り受けたと言うBrunoさんは、そこから超自然派ワイン生産を始め、2008年から今の状態の畑になったそうだ。ワインがと言うよりも、畑が自然派で、野生派というべき畑だが、野生なのは畑で、ワインは「生きている」と言い、こちらのワインは 自由派ワイン vins libresもしくは 生きたワイン vins vivantsと言われている。
自由派ワイン vins libresもしくは 生きたワイン vins vivants
畑を見て分かるように、自由派ワイン vins libres もしくは 生きたワイン vins vivants と言うのがふさわしいであろうワインだ。
まずはその他に見ない,他で飲んだことのないワイン。
ただ普通にアルザスワイン好き,自然派ワイン好き、と言う枠にもハマれない、そんなワインたちだ。
とにかく土壌が凄い。その土壌の味わいが、ワインにしっかり出ている。 収穫も、通常なら月曜~金曜、朝早く8時から(7時から)4時まで、5時まで、とある程度決まっているのだが、ぶどうの実りによるので、収穫もぶどうまかせ、天候まかせ、自然まかせ。
土壌が大事なのが十分分かるワインで、逆に品種の味わいよりも、土壌の味わいがするとも言える。テイステイングしても、簡単に品種が分からないのだ。
それは決して悪いことではなく、アルザスは品種ありき・・・。と言われるが、実際はワイナリーの人たちは土壌の大切さをよく知っている。 だからこそ、その土壌の味わいが十分詰まったワインを生産するワイナリーもいる。
ここのワインは、どのワインを飲んでも、土壌から来る味わいの「旨味」を感じる。 日本食にピッタリなワインだ。 ある意味好き嫌いが分かれるかもしれないが、アルザスワイン好きという私の食通の友人もここのワインを飲んだら
「この先はここのワインだけ、持ってきてくれ。」
と言い、 以前アルザスワインの試飲会をした時もこちらのワインのオクセロワを提供したら
「今回一番美味しかったのはオクセロワだった。」
と言われたが、恐らくそれはここのワイナリーのワインだったからだろう…。 と言うほど、すごいワイン。
けれどなぜか日本に入っていない。そこが謎なのだが、こちらのワイナリーは本当にここのワインの生産を理解し、ここのワイナリーの哲学を理解した上でしかワインが買えない、そんなワイナリー。賞レースにも参加しないので、知る人ぞ知るワインになっている。だから、日本にもまだ輸出していない。
けれど既に中国と韓国には輸出しているし、他国にも輸出しているため、今回ワインを選んでいても 「これはもうない、こっちもないかな…。」 というほど、簡単にワインが確保できない、
それくらい数にも限りがあるワイン。 だから、日本ではここのワイナリーのファンの人たちは実は多く、アルザスのワイン好きの方でもここのワイナリーを知ると、ここのワインが一番美味しいと言う人もいる。
ワインにも個性が出るがここのワインは本当にどれを飲んでも旨味成分が感じられる、ちょっと海を想像できてしまうほどのワインで、それだけ個性が光っているとも言える。だからこそ、もしかしたら好き嫌いもはっきりするようなワインでもあるが、好きな人は必ずハマるワインだ。
その個性が、万人受けするというよりは、ちょっと変わったもの好きな人、人とは違ったものが好きな人が好むようなワインかもしれないが、私からすると自然派ワイン好きというだけでもちょっと変わった、自然に優しい、人に優しい、環境に優しいで、作り手の想いが見えるワインが好きだという人が多いと思っている。
そういう意味ではそんな自然派ワインの中でもそれよりも更に上をいきそうな、野生派ワイン、自由なワイン、と言えるワイン。
実際のボトルが最終的に変わってしまうことあるが、前回のボトルはこちら
1 Sylvaner Dionysiuskapelle 2019
2 Riesling 18
2 Wolxheim Riesling 18
1 Pinot Gris 18
1 Pinot Gris B 18 オレンジワイン
1 Gewurztraminer mus 19
1 Auxerrois 18
1 Horn Auxerrois 18
1 Crémant tradition 16
1Pinot Noir réservé 2018 R
※こちら在庫が無いものもある可能性があり、現在 Edelzwicker 。Gを2本入れる予定 ●Edelzwickerは所謂混種。こちらの混種はゲヴェルツラミネールがメインなのでGという名前に。ここのEdelzwickerはそれぞれの品種の味がきちんと感じられるので、自分の好きな品種の味がどこにあるのかなと香りと口の中で探せるような、そんな味わい。ゲヴェルツラミネールのフルーテイさも、感じられ、シルヴェネールのスッキリさ…と自分の好きな品種の味をどこかで感じることができる。
シルヴァネール
●土壌の味を感じるなら、このSylvanerは良い。フルーテイでハーブの味わいもする。塩気、とも言える旨味を感じるワインだ。5~7年ほどもつ。開栓してからも暫く待ってから(5~6日後)飲んだ方が良いとのこと。もしも大勢で飲む場合など、その予定日よりも数日前に開けておいても良いかもしれない。
リースリング
●アルザス王道リースリング。フローラルな香りとフルーテイな香りが交わる。 けれどやっぱり飲むと旨味を感じる。また、1日目は多少閉まっている感じがするが数日経つと、オールドヴィンテージのような、スモーキーな香りと、どっしりとした味わいになり、柑橘系の酸味とフルーテイな甘さも感じられるようになる。すぐに飲めるワインだが、開栓したら一気に飲まず、数日かけて楽しめるワイン。ワイナリーさん曰く、開栓後すぐ飲めるワイン。
●そしてリースリング飲み比べ用の1本 アペラシオンコミュナルのこの村の土壌が特徴的なWolxheim Riesling.こちらの方が2日後くらいの方がフルーテイになるだろうとのこと。
オクセロワ
●土壌の味を楽しむにはオクセロワ。ピノ・オクセロワ、=ピノ・ブランとは本来異なるのだが、アルザスでは同種として扱われることもある。 実はこちらはオクセロワなのにほんのり甘口だ。ドライフルーツの香りで、フレッシュなのに香辛料の味わいとやっぱり旨味を感じる。 こちらも通常のオクセロワとリューデイーと呼ばれる、土壌に特徴あるオクセロワ・ホーンの2種ご用意 オクセロワは通常スッキリ軽やかで飲みやすいワインだが、こちらのワイナリーのワインは、スモーキーな香りと旨味を感じるワインに仕上がっている。こちらも開栓してすぐ飲めるワイン。
●そしてオクセロワ・ホーンは辛口の微炭酸。自然の炭酸。ワイナリーさん曰く開栓して2時間後くらいが良いとのこと。ただ、この開栓後すぐに感じる微炭酸は私は個人的に好み。 ●写真がないのだが、スモーキーな香りと胡椒の香りがする、けれどしっかりした味わいで、やっぱり旨味が感じられるピノグリ。こちらも開栓後すぐに飲めるワイン。
※オクセロワが在庫切れの場合アリ
ピノグリ
●同じピノグリでもピノグリBはオレンジワイン。フルーテイでもあるが、辛口仕上げ。 前回日本へお送りした時に一番人気だったワイン。
オレンジワイン=マセラシオンなのだが、ピノグリの場合は苺ワイン?と思うほど、色はピンクがかった赤、味わいもベリー系のフルーツの香りもする。
ゲベルツラミネール
●ゲヴェルツラミネール、クラシックなタイプが今在庫なしなので、こちらの土壌が特殊なゲヴェルツラミネール。できれば少し置いてからの方が美味しいかもしれない。開けたばかりだと味がちょっと閉まっている感じがするので、少し時間が経ってからでも美味しい。
テイステイングの際、開栓後3カ月というものも飲ませてもらったのだが、それでも味は変化しているが劣化しておらず、美味しく飲める。
ピノノワール
●ピノノワール RESERVEこちらもクラシックタイプではない、ちょっと高級なピノノワール。正に赤ワインの王道という味わい。けれど赤ワインでもなぜかしっかり旨味を感じる。
クレマンダルザス
●クレマンダルザス せっかくなので1本はアルザスのシャンパンと言われるクレマンダルザスも。
ワインは1日目だけじゃない、2日目、3日目もワインは劣化しないで進化する
こちらのワイナリーのワインは、日が経って飲んでも味が変化するので、もし可能なら、ぜひ開栓してから1日目、2日目…と数日楽しまれることもお勧め。
ワインによっては多少開栓直後に閉まっている味のものもあるので、その場合は、次の日に飲むか、グラスに次いでから少し待ってから飲むと良い。
もしも最初口にして、好みでないかも?と思っても、その場合は1,2日置いてから、飲まれると又味わいが変化する。
ご注意
王道ワインと言うよりは、ちょっと変わったアルザスワインです。けれどアルザスワインの伝統を守り、品種名を書き、混種などはほぼ生産していない、伝統を守りつつ、なぜか外れているそんなワインたちです。日本には全く入っていないので、ぜひご感想などをお聞かせいただければ幸いです。
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コンセプトはアルザスのワイナリーから日本のご自宅は直接アルザスワインをお届け。
郵送費、税金込で1本5000円以内で12本お送りできるようにしています。ご興味ある方は
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